辻氏は2022年まで6年間監督を務め、5度のAクラス入り DAZNは、27日からオリジナル野球コンテンツ「BASEBALL TIME」の配信を開始した。初回に登場する辻発彦氏がFull-Countのインタビューに応じ、今季の注目ポイントを語…
辻氏は2022年まで6年間監督を務め、5度のAクラス入り
DAZNは、27日からオリジナル野球コンテンツ「BASEBALL TIME」の配信を開始した。初回に登場する辻発彦氏がFull-Countのインタビューに応じ、今季の注目ポイントを語った。2022年まで6年間監督を務め、5度のAクラス入りに導いていた西武については、「今年はやるよ!」と期待。西口文也新監督の“厳しさ”にも注目する。
西武は辻氏が退任してから5位、最下位と低迷。昨季はチーム打率が12球団最下位の.212。本塁打わずか60本と、「山賊打線」と呼ばれた攻撃は見る影もなくなった。辻氏は「僕の時は、非常にタイミングがよかった。FAであれだけ抜けても若手がどうにか上がってきてくれてね。そういう意味ではまた山川が抜けて、森友哉が抜けて。そらちょっと打つほうはしんどいよね」と同情する。
攻撃力にあえいだ西武だが、今季のオープン戦では新助っ人2人が結果を残しており、辻氏も「この2人が頑張ってくれれば面白いよね」と太鼓判を押す。新加入のタイラー・ネビン内野手は打率.351、9打点、昨季オリックスでプレーしたレアンドロ・セデーニョ内野手も打率.294をマークした。
セデーニョについては「性格も明るいしね。昨年までオリックスも経験していて溶け込みも早い」と高評価。昨年はMLB通算114本塁打のヘスス・アギラー内野手、フランチー・コルデロ外野手が揃って低迷しており、打線に破壊力をもたらす存在になりたいところだ。
平良には救援転向打診…契約交渉が難航も「さすが西口だと」
今季は、現役時代にエースとして活躍した西口氏が監督となり、再スタートを図る。投手陣を見てみると、特に先発陣はドラフト1位で獲得した、高橋光成、今井達也、隅田知一郎、武内夏暉ら好投手が揃い、球界を見渡しても屈指の布陣だ。
オフには、平良海馬投手の救援再転向をめぐり、契約更改交渉が長引くこともあったが、辻氏は「さすが西口だと思ったね」と唸った。「俺の時もそういう話はあったけど、(平良に)許さんと言っていた。お前のチームじゃないから、勝つためには後ろで投げてもらわないと困ると。やっぱりそういう厳しさは、(西口は)ピッチャーあがりだから言えたと思う」と評価。チームの勝利ため、平良を守護神に配置したことは「俺はちょっと、いいように回っていくんじゃないかなと思うね」と分析する。
昨季0勝11敗に終わった高橋は、辻氏が監督時代に目をかけた存在。3年連続2桁勝利から一転、苦難の1年を過ごした。「昨年のキャンプで少し痛めてね。球速も出なくなったし、体があれだけ大きくなっていたらね」と要因を指摘。今季は体重を10キロ減らしてキャンプに臨んでおり、オープン戦では3試合で防御率0.69と抜群の成績を残している。「そういう意味では、キレがよくなったきたのかな。やるでしょう。エースが0勝11敗じゃあね」と復活に期待を込めた。
選手もチームも、低迷を経て、また強くなる。「去年は若手が試合に使ってもらって経験も積んだしね。投手力もいいし、十分戦えるよ」。2度のリーグ制覇に導いた名将は、教え子たちの“巻き返し”に期待している。(上野明洸 / Akihiro Ueno)