◆明治安田J2リーグ▽第7節 甲府1―0札幌(29日、札幌市・大和ハウスプレミストドーム) ホームでただ自滅した試合をしてしまった甲府戦だった。この負けで相当な数のサポーターも離れるだろう。まだ序盤だが、チームはここが正念場と思ってやってい…

◆明治安田J2リーグ▽第7節 甲府1―0札幌(29日、札幌市・大和ハウスプレミストドーム)

 ホームでただ自滅した試合をしてしまった甲府戦だった。この負けで相当な数のサポーターも離れるだろう。まだ序盤だが、チームはここが正念場と思ってやっていかないといけない。

 印象的なのが後半11分に馬場の右クロスを白井が難しい体勢から頭で合わせるも、相手GKにセーブされた場面。その直前に右で近藤がボールを持った時、高尾がその背後から最高のタイミングで駆け上がっていった。そこに出せば岩政監督が言い続けているポケット(ゴールエリアの横)が取れていた。あのシーンを白井のシュートが惜しかったで終わらせるのではなく、高尾を使おうともしなかったことを追及すべきだ。

 キャンプからポケットを取るサッカーをやってきたのに、なぜそこに出さないのかと。高尾を使ってポケットを取れば、10回に3回くらいは得点につながる。それを10回に1回決まるかどうかの難しい選択をしたのでは、これまでやってきたことの意味がなくなる。僕が監督なら、繰り返し言ってきた選択をしないような選手は使わない。

 もう岩政監督は周囲にあまり気を使わなくていいのではないかと。情熱も持っているし、一生懸命にやってはいるが、ただボールを後ろに下げるだけのような選手は前半であってもどんどん代えるとか、厳しさや意思を見せていいと思う。選手も少し相手が奪いに来たら、ボールを離してしまうメンタルになってしまっている。今は選手の自由にやらせている場合ではない。

 まずはチームとしてやろうとしていることを徹底させる。FWは下がって受けるのではなく、ゴール前での仕事に集中させる。少し強引でもパスは前につける。この選択?と思わせるような場面を減らし、監督の色が出てくれば、ガラッと変わってくるのではと僕は感じている。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)