◆ラグビー・リーグワン第13節 BL東京59―21三重(30日・大和ハウスプレミストドーム) BL東京(旧東芝)のNO8リーチ・マイケル(36)=札幌山の手高出=が、プレミストドームで行われた三重戦にフル出場し、59―21の圧勝に貢献。20…
◆ラグビー・リーグワン第13節 BL東京59―21三重(30日・大和ハウスプレミストドーム)
BL東京(旧東芝)のNO8リーチ・マイケル(36)=札幌山の手高出=が、プレミストドームで行われた三重戦にフル出場し、59―21の圧勝に貢献。2023、24年に札幌ドームで行われた日本代表戦では連敗を喫していたが、“三度目の正直”で晴れて凱旋(がいせん)白星を挙げた。
ノーサイドの笛に鬼神が仏の顔に変わった。リーグ戦終盤を迎え、連覇を目指すチームは首位を死守。リーチは「札幌で勝って帰れるのは初めてなのでうれしい」と慣れ親しんだ北の大地での勝利を喜んだ。
過去には日本代表として札幌ドームのグラウンドに2度立っている。23年7月のサモア戦は、危険なプレーで前半30分に一発退場。翌24年7月のイタリア戦でも大敗した。「今回はしっかり勝って帰ろうという気持ちだった」と意地を見せた。
会場には母校・札幌山の手高の後輩約340人だけでなく、恩師であるラグビー部の佐藤幹夫総監督(63)も応援に駆けつけた。ボールを持つ度に観客から沸き起こる「リーチ!」のおなじみのコールが響く中、攻撃でも防御でも骨惜しみせず、体を張った。ベテランながら圧倒的な存在感を示す主将は「幹夫先生に教わったタックルの成果を出せた。後輩たちにも戦う姿を見せられて良かった」と母校愛を口にした。
高校1年生だった2004年9月に札幌・月寒ラグビー場で行われたトップリーグの東芝―トヨタ戦のボールボーイを務めた話も披露。「すごく縁を感じますね。ラグビー人生に大きく影響を与えた場所ですから」。札幌への愛着を強調し、「また日本代表戦が(札幌で)あれば今度は勝ちたいですね」と、北海道のファンへ新たな白星を約束した。(飯塚 康博)
〇…リーチと同じ札幌山の手高OBで、BL東京ロックの伊藤鐘平(27)も奮闘した。後半23分から途中出場。同31分に敵陣ゴール前のラインアウトで、190センチの身長を生かして好捕し、チーム6本目のトライの起点に。高校時代以来となる札幌での試合に、当時の仲間も応援に駆けつけた中、「短い時間でしたが、僕が頑張っている姿を見せられて良かった」と満足そうだった。
〇…幕別町出身で、2016年リオ五輪ラグビー女子7人制日本代表の桑井亜乃さん(35)が副審を務めた。地元での公式戦で、タッチライン際のプレーなどに目を光らせた。昨夏のパリ五輪でも笛を吹いているが、「いい雰囲気でした。自分の名前が紹介されるとお客さんが拍手で迎えてくれた。北海道で(レフェリーを)できるのは幸せだと思いました」と笑顔で振り返った。