苦しい投球内容に終始し、思うように真価を発揮しきれていない佐々木。(C)Getty Images 悔しさがこみ上げるマウンドとなった。現地時間3月29日、佐々木朗希(ドジャース)は、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたタイガース戦に先発登板…

苦しい投球内容に終始し、思うように真価を発揮しきれていない佐々木。(C)Getty Images
悔しさがこみ上げるマウンドとなった。現地時間3月29日、佐々木朗希(ドジャース)は、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたタイガース戦に先発登板。米デビュー戦となった注目の試合だったが、2回途中までに押し出しを含む4四球を与える乱調。チームが逆転したため自身に勝敗はつかなかったが、1回2/3(61球)を投げ、被安打3、4四球、2失点で無念の降板を余儀なくされた。
【動画】米国内でも話題沸騰 佐々木朗希の涙目シーンをチェック
どうにも制球が定まらない。試合後に「シンプルに技術不足」と漏らした本人が唇をかみしめたマウンドは厳しい内容だった。初回に2個の四球などで二死満塁のピンチを招くと、マヌエル・マーゴーの三塁線へのボテボテのゴロを処理しきれずに先制適時内野安打を献上した佐々木は、押し出し四球で2失点。
さらに続投を命じられた2回も先頭打者に四球を与えて自らピンチを招き、2死を奪って迎えた4番スペンサー・トーケルソンをふたたび四球で歩かせてしまう。ここですかさずデーブ・ロバーツ監督がマウンドに赴き、降板となった。
前回のメジャーデビュー戦(19日、東京ドーム)も3回1失点ながら5四球と制球の悪さが目立つ内容だった。公式球や調整面など環境の違いはあるにせよ、2戦連続の“自滅投球”は反省点が多い。
米メディアでも酷評された内容の悪さは、佐々木自身が痛いほど熟知している。ゆえに悔しさがこみ上げたのかもしれない。ロバーツ監督に「今夜はこれでいいんだ」と声をかけられ、うつむきながらベンチに戻った背番号17は、こぼれ落ちそうなくらいの涙をためて戦況を見つめた。
まだまだ発展途上にある23歳。普段は飄々としている佐々木のリアルな表情は、試合中継で映し出され、さまざまな意見が噴出した。期待の大きさゆえに厳しいファンの中にはXで「18歳の子どもじゃないんだ」「ストライクを投げることにとてもおびえている」と指摘する者もいた。
ただ、メジャーリーグ、ひいてはドジャースという人気球団の酸いも甘いも知るOBからは、佐々木を慮る声が上がった。地元放送局『Sports Net LA』で解説を務める元ドジャースのジェリー・へアストンJr.氏は自身のXで「ロウキ、君なら大丈夫だ」とメッセージ。そして、今後の飛躍に期待する言葉を綴った。
「ビッグリーグは非常に難しく、容赦がなく、不屈の精神力が試される場所だ。このササキの顔はメジャーリーガーなら誰もが感じたことのある感情を表している。彼には調整が必要だろう。ただ、戦うか、逃げるか。間違いなく彼は戦うことを選ぶだろう」
課題は山積し、逆風も強まる中で佐々木がどう現状を改善させていくのか。その行く末はドジャース首脳陣の判断を含めて注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】佐々木朗希、涙の2回降板 4四球で再び荒れた怪物に早くも“マイナー行き”の声が噴出「今すぐに状況を好転させないと」
【関連記事】「馬鹿げている」ド軍同僚たちが思わず呆然 “大谷まみれ”の東京をカーショウらが回想「日本人で嫌っている人はいない」
【関連記事】「スイングをさせられていない」指摘されたスプリットの“精度” 佐々木朗希は「学んでいくだろう」捕手スミスが口にした修正点