森保一監督や堂安律選手らサッカー日本代表選手が公言する「ワールドカップ優勝」。その発言について、疑問の声を上げたのは、…

 森保一監督や堂安律選手らサッカー日本代表選手が公言する「ワールドカップ優勝」。その発言について、疑問の声を上げたのは、日本を拠点に活躍するスコットランド人記者。森保監督会見後、その記者に、話を聞いた! 

■「壁を破っていない歴史はわかっている」

 目標は口にしてこそかなう、有言実行、という感覚は、日本人特有のものなのだろうと思わされる場面があった。
「世界一になる、ワールドカップで優勝する」というのは、バーレーン戦前に堂安律があらためて宣言したのに始まり、今回の代表ウィークでは特に多くの選手たちが口にした言葉だ。
 その流れを受けてサウジアラビア戦前日の森保一監督の会見では、日本を拠点に活動するスコットランド人記者から質問が投げかけられた。
「ベスト16を突破したことがない日本がワールドカップ優勝を目指すと公言するのは、海外から見れば目立つ。なぜ、そんなに自信を持っているのか?」
 私にだって、その記者の言いたいことはわかる。日本はアルゼンチンやスペインではない。ごもっともな質問でもある。森保監督はこの質問に、実に真摯に回答した。
「W杯優勝するという言葉については、まだベスト16の壁を破っていない歴史はわかっています。しかし、22年カタールW杯(決勝トーナメント1回戦)でクロアチアにPKで敗れて、敗退してしまいましたが、チャンスはあるなと思わせてもらいました。そこ(で得た感覚)が私自身は大きいです」
 と、過去の経験から感触を得ていることを説明し、ピッチ内だけでなくサッカー協会として掲げる目標であると言及した。
 

■「必ずチャンスはあると思っている」

「日本サッカー協会は2050年までにW杯優勝する、という目標を公言している。その目標に向かって、実現できるようにレベルアップ、チャレンジしていくことが大切、と思っています」
 そして、最後に、質問者の言いたいことはわかるよとでも言わんばかりに付け加えた。
「周りの人は笑うかもしれないですけど、必ずチャンスはあると思っています」
 周りにどう思われようが目標は高ければいいし、なんなら目標は大きいほうが良いと思う日本人は、多いのではないだろうか。
 特にこういったスポーツの選手や当事者からは現実的な言葉よりも、夢を見させて欲しいという側面もある。
 ただ、このスコットランド人記者に会見後に話を聞いてみると、まったく違う感覚を持っていることがわかった。

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