「巨人3-0ヤクルト」(30日、東京ドーム) 悔しさを糧に、プロ初星を手にした。昨オフにDeNAを戦力外となった巨人の新加入左腕・石川達也投手がプロ初先発。5回3安打無失点でのプロ初勝利に「5年目でやっと初勝利ができた。中継ぎ陣の活躍があ…
「巨人3-0ヤクルト」(30日、東京ドーム)
悔しさを糧に、プロ初星を手にした。昨オフにDeNAを戦力外となった巨人の新加入左腕・石川達也投手がプロ初先発。5回3安打無失点でのプロ初勝利に「5年目でやっと初勝利ができた。中継ぎ陣の活躍があってこそ。感謝したい」と喜びを表した。
二回まで完全投球を見せると、二回2死満塁で巡ってきた打席ではヤクルト・高橋の149キロの直球をはじき返し、先制の左前適時打。「高校時代は5番を打たせてもらっていたので、苦手ではない」という右打席からの打撃でプロ初安打初打点も記録した。
三回2死二、三塁の危機では西川をチェンジアップで空振り三振に切るなど粘りの投球。背中を押したのは坂本の存在だった。「(ピンチで)思い切りいけ、逃げんな!と言われて、逆に自分も開き直って打者と勝負できた」と感謝する。
キャンプ中に「良い球を投げるんだから自分を磨いて頑張って」と声をかけられ「その言葉を裏切るわけにはいかない」と、キャンプ途中の先発転向も結果を積み重ねて開幕ローテをつかんだ。
16日のカブス戦後、坂本から送られてきたのはカブス・鈴木が石川について語った記事の画像と「もっともっと家族のために頑張りなさい」というメッセージ。この日のウイニングボールは、その両親へ渡す予定だ。
母校・横浜高がセンバツ優勝の日に節目の一歩を踏み出した石川。「後輩たちには夏も勝ってほしい」。その頃にはチームに欠かせない存在となるため、この先も自らを磨き続ける。
◇石川 達也(いしかわ・たつや)1998年4月15日生まれ、26歳。神奈川県出身。178センチ、75キロ。左投げ右打ち。投手。横浜高、法大を経て、20年度ドラフトでDeNAから育成1位指名。22年6月に支配下登録され、7月14日の広島戦(マツダ)で1軍初登板。24年10月にDeNAから戦力外通告、11月に巨人と支配下契約を結んだ。