【明治安田J1リーグ 第7節 鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸 2025年3月29日15:03キックオフ】 撮影/原壮…

【明治安田J1リーグ 第7節 鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸 2025年3月29日15:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■「個の強さ」を起点にゴールへ

 前節、ホーム26戦無敗というJ1新記録を達成した鹿島。鬼木達新監督のもと、開幕から4勝1敗1分で首位に立っているチームは、しかしながら相手を圧倒する試合が多いわけではない。攻撃面での苦戦から相手のペースとなるものの、我慢強く戦う姿勢を持ち続けて結果を手に入れてきた。
 しかし、この試合での鹿島は、これまでの試合で見せていた我慢強さに加え、狙い通りの守備の形から主導権を握る。
 武藤嘉紀、大迫勇也、エリキといった強力攻撃陣の「個の強さ」を起点にゴールへ近づこうとする神戸に対し、まずは大迫へのマークを徹底。ロングボールによる攻撃を立ち上がりからしっかり防ぐと、戦いは地上戦へと移行していった。
 神戸の戦い方がパス交換と両翼の活用へと傾くと、鹿島はコンタクトからはじまるボールへのチャレンジで積極性を披露。たとえ、1人が振り払われても、2人目が絶え間なく対応する形で神戸の攻撃と渡り合い、攻守の入れ替わりから神戸ゴールへと迫っていった。
 すると33分、GK早川友基からのロングボールが神戸DFラインの奥に飛ぶ。飛び出した前川黛也よりも先にレオ・セアラがものにし、ゴールへと押し込んだ。
 神戸の狙いに対し、コンパクトな体制で戦える状態を保つための戦いをやりきった鹿島が、1点をリードして前半を終えた。

■鹿島らしい「勝負強さ」で頂点へ

 後半、神戸はポジションチェンジや選手交代で鹿島をいなし、反撃を狙う。鹿島は守備と攻撃が地続きとなった、前半のような好循環を生むことが難しくなったものの、守備での積極性を失うことなく、勝利へと向かっていった。
 終盤は、互いに選手交代で拮抗状態を維持しつつ、ファウルやカードも含めた駆け引きでも戦い続け、ビッグマッチらしさと結果へのこだわりをぶつけ合った。
 最終的には、鹿島がこれまでの試合でも見せてきた粘り強さで神戸を完封。1-0で王者を下し、首位を保ってみせた。
 鬼木監督は「選手たちが最初から最後まで強気でやり続けてくれた」とコメント。悪くても勝ち切れる、に加え、結果にこだわる試合でパフォーマンスを高めることができる、という鹿島らしい「勝負強さ」を感じさせるようになったチームは、この勝利によって優勝争いの中心に君臨することになる。

■試合結果

鹿島アントラーズ 1-0 ヴィッセル神戸

■得点

33分 レオ・セアラ(鹿島)

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