◆明治安田J1リーグ▽第7節 FC東京0―3川崎(29日・味スタ) 【FC東京担当・岩原正幸】ホームのFC東京は、後半10分に川崎FW山田新に先制を許すと、同28分、同38分にも失点し、多摩川クラシコでは3戦連続0―3のスコアで敗れ、同カー…

◆明治安田J1リーグ▽第7節 FC東京0―3川崎(29日・味スタ)

 【FC東京担当・岩原正幸】ホームのFC東京は、後半10分に川崎FW山田新に先制を許すと、同28分、同38分にも失点し、多摩川クラシコでは3戦連続0―3のスコアで敗れ、同カード4連敗となった。

 4試合連続無得点で福岡戦に続く連敗となり、リーグ戦15位と苦しい戦いが続く。試合後、松橋力蔵監督は「非常に悔しい結果。この試合からより攻撃的にプレーしていくというところは、選手が表現してくれた。ただ、シュートがどのゲームでも少ない。最後3分の1のところの質はさらに上げて、改善していかなければ。つくりのところも大事だが、得点、失点に関わる肝になるところも改善していかなければ」と総括した。

 チャンスがなかったわけではない。前半7分に斜めの動きから抜け出したMF俵積田がGKと1対1になったが、川崎GK山口が顔面セーブ。先に取れていれば…という悔やまれるシーンだった。川崎の右DF佐々木が「相手のスライドも結構早かった」と振り返ったように、前半はFC東京が相手の良さを消しながら自分たちの良さを出す戦いができていた印象だ。

 たが、後半10分に、川崎DF丸山のパスカットを起点にサイドから一気に攻勢をかけられると失点。後半20分以降は選手交代で打開を試みたが、川崎の出足が上回り、終わってみればシュート数は4対7、スコア0―3の完敗となった。

 FWマルセロヒアン、山下敬大、DF森重真人、長友佑都といった主軸を欠いた中、チームづくりの過程という状況もある。松橋監督は「今いる選手の中でやるのが当然」とした上で「誰が入っても、そのシチュエーションに合わせたプレーが精度高くできるようになっていかなくては」と、誰を欠いたということはなく底上げを求める姿勢を強調した。

 MF高は「入りはビルドアップも含めていいところもあった。守備も前からいき、相手に長いボールを蹴らせて回収するところはうまくいったが、90分終わってみて力不足だな」と振り返った。その上で「ここでブレてしまったら、また同じだと思うので、ゴールをこじ開ける強い意志を持ってやり続けるしかない」と継続を誓い、「再現性、精度や質のところはもっと高めていかなくては」と見据えた。

 何よりもチームとして欲しいのは結果。東京サポーターも試合直後はブーイングが鳴り響いたが、場内一周する際には「ヴェルディだけには負けられない」と、4月2日の次戦・東京ダービー(東京Vのホーム開催)へ選手をチャントで鼓舞した。「個人個人、もう一回自分にベクトルを向けてしっかり見つめ直したい。いつも以上にいい準備ができるように」と高。ライバルと戦う、次の試合は大きな意味を持つ一戦となる。