本拠地タイガース戦の7回に今季初盗塁【MLB】ドジャース 7ー3 タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス) ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたタイガース戦の7回に前田健太投手から今季初盗塁をマークした。完…

本拠地タイガース戦の7回に今季初盗塁

【MLB】ドジャース 7ー3 タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたタイガース戦の7回に前田健太投手から今季初盗塁をマークした。完璧な盗塁だったものの、地元放送局は“心配”そうに見届けていた。

 3点リードの7回1死で迎えた第4打席。前田から四球を選び、続くテオスカー・ヘルナンデス外野手の打席でスタート。悠々二塁を陥れた。しかし、大谷は今季から習得に励んでいる左手をつかない新スライディングではなく、昨年通りの走法で塁を陥れた。

 本拠地は大歓声が起きた一方で、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ブースはあたふたした模様。実況のスティーブン・ネルソン氏は「リプレーで注目したいのは、彼の左手の使い方です。(左手が)また地面に触れていました。それが、原因でポストシーズンに怪我をしました」と指摘し、解説を務めた通算204勝のオーレル・ハーシュハイザー氏も「肩の部分と接合部分(に負担がかかっています)。あの衝撃を何度も繰り返すことは、いいことではありません」と不安の様子だった。

 大谷は昨年、リーグ2位の59盗塁をマーク。54本塁と合わせて前人未到の「50本塁打&50盗塁」(50-50)を記録した。しかし、ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に左肩を脱臼。オフに手術を受けた。投手としての復帰も当初よりずれ込む中で、より一層、健康面には注意深くなる。果たして新スライディングで盗塁を決めるのはいつになるだろうか。(Full-Count編集部)