角田のレッドブルでの走りに注目だ(C)Getty Images F1キャリア5年目を迎えている角田裕毅は4月4日開幕の日本GPをレッドブルから出走する。念願のトップチームのマシンを駆り鈴鹿を走るとあって、初めてとなる表彰台への期待も大きく膨…

 

角田のレッドブルでの走りに注目だ(C)Getty Images

 

 F1キャリア5年目を迎えている角田裕毅は4月4日開幕の日本GPをレッドブルから出走する。念願のトップチームのマシンを駆り鈴鹿を走るとあって、初めてとなる表彰台への期待も大きく膨らんでいる。

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 レッドブルは開幕からわずか2レースでリアム・ローソンをレーシングブルズへ降格させ、ポイント獲得での巻き返しに加え、さらなるマシン熟成を進めるべく、角田の緊急昇格を決断した。ローソンは今季よりレッドブルのシートを得たばかりだったが、開幕からのパフォーマンスが低調だったため、首脳陣が早々に“見切り”をつけた格好だ。

 若手ドライバーへの厳しい対応が物議を醸す中で、新たにレッドブルをドライブする角田の境遇もファンにとって大きな関心事となったことは言うまでもない。今回の昇格がチャンスと捉えられる一方で、次戦以降の結果如何では、ローソンと同じく角田も短期でシートを追われるケースもあり得ると、交代発表直後より囁かれていた。

 だが、レッドブル首脳陣の発言により、その不安は一旦、払拭されることになる。シニアアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が、「ユウキ・ツノダはシーズン終了までシートを維持することになる」と語ったと、各国メディアが報じた。

 3月29日、英紙『DAILY EXPRESS』でも公式サイト上で角田に対するマルコ博士の意向を伝えており、「ヘルムート・マルコの発言により、ユウキ・ツノダへのプレッシャーは軽減されることになりそうだ」と指摘している。

 同メディアは、今回のレッドブルのドライバー交代とともに、チームの足跡も振り返っており、「これまでにも多くのドライバーが、レッドブルでマックス・フェルスタッペンと並んで走ることに苦戦してきた」などと回想。続けて、「チームのマシンはフェルスタッペンの独特なドライビングスタイルに合わせて設計されており、アレックス・アルボン、ピエール・ガスリー、セルジオ・ペレス、そしてリアム・ローソンまでもが過度なオーバーステアに苦しめられてきた」と論じている。

 その上で、「ツノダが彼らよりもうまくやれる保証はないが、マルコはシーズン終了までドライバーラインナップを変更しないと断言している」と綴り、改めてチームの重鎮から発せられたメッセージを強調した。

 今季はまだ始まったばかりであり、12月の最終戦アブダビGPまで22レースを残している。マシンへの適応も簡単ではない中で、角田がどれだけの結果を残すことが出来るか。次戦、鈴鹿を舞台とする母国GPから、いよいよレッドブルのドライバーとしてのチャレンジが始まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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