「西武5-7日本ハム」(30日、ベルーナドーム) 1962年以来、63年ぶりの開幕3連勝(引き分けを挟まず、引き分けを挟むと80年以来)を飾った日本ハムの新庄監督が、4番・野村の打撃を称賛した。 初回2死から左翼線二塁打のレイエスに続いて…

 「西武5-7日本ハム」(30日、ベルーナドーム)

 1962年以来、63年ぶりの開幕3連勝(引き分けを挟まず、引き分けを挟むと80年以来)を飾った日本ハムの新庄監督が、4番・野村の打撃を称賛した。

 初回2死から左翼線二塁打のレイエスに続いて、野村が左中間に適時二塁打を放ち先制。1-1の三回には野村が左越えに1号3ランを運んで勝ち越した。さらに野村は五回に2打席連発となる2号2ランを放ち計3安打6打点。新庄監督は「最高の、いいものを見せてもらったなってベンチで思いながら。やっぱり初回に、4番が、最初に点が取れるかなというところで打つ。あれはうれしかった」と目を細めた。

 昨秋に今季の開幕4番に指名した野村に対しては一発狙いでなく、勝負どころでの一打や、二塁打狙いを徹底して指示してきた。それだけにこの日も今季1号を放った際にはオープン戦時と同様に胸の前で小さなバツ印。しかし、2発目では頭上で大きく両手で丸印をつくって迎えた。

 指揮官は「バツしてどうもすいませんでした。っていうくらい綺麗かったね」と絶賛。「ホームランは狙ってないと思いますよ。あの(初回の二塁打の)イメージで、たぶん、2・8ミリ。ボールの下を打てた」と独特の言い回しで野村の打撃を解説した。同時に「真っすぐをホームランを打って、そのあとカットボール。それを一緒のスイングで打つんだから大したもんですよ」とまた褒めた。