「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の3日目は、シングルス、ダブルスそれぞれの1、2回戦が行われた。注目選手では、ダビド・ゴファン(ベルギー)が2回戦へ進出し、今年の「全米オープン」で準優勝したケビン…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の3日目は、シングルス、ダブルスそれぞれの1、2回戦が行われた。

注目選手では、ダビド・ゴファン(ベルギー)が2回戦へ進出し、今年の「全米オープン」で準優勝したケビン・アンダーソン(南アフリカ)は敗れた。今日最も注目されたともいえる内山靖崇(北日本物産)と世界ランキング5位で第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)の一戦は、チリッチが勝利しベスト8を決めた。

残っていた1回戦に登場した昨年の「楽天ジャパンオープン」準優勝者ゴファンは、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)と対戦。今季ツアー優勝経験を持つ両者の対決は、ゴファンが7-5、6-1のストレートで制した。

アンダーソンはライアン・ハリソン(アメリカ)と対戦。第1セットはハリソンがワンチャンスをものにして先取、第2セットはアンダーソンが盛り返しイーブンに。最終セットはより緊張感の高まる均衡した状態。どちらもブレークできないままタイブレークへもつれ込み、最後はハリソンが勝利した。

内山とチリッチの試合では、内山が最初のサービスゲームをラブゲームで獲得すると、会場からは大きな拍手が起きる。しかし第1セットの第8ゲームからギアを上げたチリッチに対して内山は対応できずストレートで敗れた。

内山は敗れはしたものの、第2セット第8ゲームではブレークチャンスを得るなど要所要所で素晴らしいプレーを見せ、今後の活躍に期待がかかるような試合となった。

明日の大会4日目は、今日の内山対チリッチに続き、杉田祐一(三菱電機) 対ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)という注目カードが実現。旬な男杉田が世界ランキング12位の壁を打ち破れるかどうかに期待がかかる。◇   ◇   ◇

【大会3日目 主な試合結果】

◆シングルス1回戦

◯[4]ダビド・ゴファン(ベルギー) 7-5 6-1 ●フェリシアーノ・ロペス(スペイン)

◆シングルス2回戦

◯ライアン・ハリソン(アメリカ) 6-3 1-6 7-6(2) ●[5]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)

◯[1]マリン・チリッチ(クロアチア) 6-3 6-4 ●内山靖崇(北日本物産)(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」でベスト8に進出したチリッチ