「広島-阪神」(30日、マツダスタジアム) 阪神のドラフト1位・伊原陵人投手が2点ビハインドの六回からプロ初登板。2回を1安打無失点に抑えた。 名前がコールされると阪神ファンから大歓声がわき起こった。先頭の菊池を遊ゴロに仕留めると、石原は…

 「広島-阪神」(30日、マツダスタジアム)

 阪神のドラフト1位・伊原陵人投手が2点ビハインドの六回からプロ初登板。2回を1安打無失点に抑えた。

 名前がコールされると阪神ファンから大歓声がわき起こった。先頭の菊池を遊ゴロに仕留めると、石原はキレのあるストレートで詰まらせて二ゴロ。簡単に2死を奪うと、最後は森をアウトローのストレートで見逃し三振に仕留めた。

 イニングをまたいだ七回は上位打線との対戦になったが、先頭の二俣を中飛に仕留めた。続く矢野も143キロで差し込んでの二ゴロに打ち取った。小園に対してはカウント負けすることなく、丁寧な攻めを見せた左腕。フルカウントから梅野のサインに首を振り、左飛に打ち取ったかに思われたが、前川が目測を誤って落としてしまい二塁打に。思わぬピンチを背負ったが、モンテロにもストライクを先行させ、最後は低めの変化球で空振り三振に仕留めた。

 伊原はキャンプから順調に調整を続け、リリーフとして開幕1軍入り。3試合目でプロ初登板となったが、落ち着き払ったマウンドさばきだった。