プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、9月にWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦することで条件合意したと、英興行大手マッチルーム社のエディー・ハーン・プロモーターが明かし…

 プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、9月にWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦することで条件合意したと、英興行大手マッチルーム社のエディー・ハーン・プロモーターが明かした。米専門メディア「ボクシングシーン」が29日、報じた。アフマダリエフと契約を結ぶハーン氏は、「我々は9月にアフマダリエフが井上と戦う条件を最終調整している」と話している。

 井上は5月4日(日本時間同5日)に米ラスベガスのT―モバイル・アリーナでWBA同級2位ラモン・カルデナス(米国)と対戦することが決定している。この試合に対し、ハーン氏は「カルデナスとの今後の試合は、我々が許可した場合のみ4団体統一戦になる。なぜなら井上はタイトルをかけてアフマダリエフと戦うようにWBAから命じられており、従わなければタイトルを剥奪されるからだ」と主張した。

 また、井上をプロモートする帝拳ジム・本田明彦会長との契約交渉で、アフマダリエフ側は「1試合待つことに同意するだろう」とした上で、アフマダリエフが9月に日本で井上と戦うことについて「条件に合意した。契約はまだ交わしていないが、契約書に署名するのを待っている」と明かした。

 英専門誌「ボクシングニュース」は28日、アフマダリエフのマネジャー、ワディム・コルニロフ氏が「井上とは9月14日、日本の新しいアリーナで対戦する」と明かしたことを報じている。