<センバツ高校野球:横浜11-4智弁和歌山>◇30日◇決勝横浜が19年ぶりセンバツ制覇を果たした。昨秋の公式戦から負けなしの20連勝で春の頂点に立ち、神宮大会に続く「2冠」を達成した。3回に阿部の左翼線2点適時二塁打で勝ち越しに成功すると、…
<センバツ高校野球:横浜11-4智弁和歌山>◇30日◇決勝
横浜が19年ぶりセンバツ制覇を果たした。昨秋の公式戦から負けなしの20連勝で春の頂点に立ち、神宮大会に続く「2冠」を達成した。
3回に阿部の左翼線2点適時二塁打で勝ち越しに成功すると、2点リードの6回表に大胆な采配に出た。1死三塁で智弁和歌山4番福元の打席途中で先発・織田を替え、片山が登場した。
わずか1球でピシャリと抑えると、2死三塁でエース奥村頼と交代。阿部の好守備に助けられ、5番荒井を中飛。ピンチを脱出した直後、打線が一挙6点を奪い、7回にさらに2点を追加して試合を決定づけた。
決勝前日には同校を春夏通算5度の甲子園優勝に導いた渡辺元監督が練習場に訪れ“優勝メソッド”を注入。OBのレジェンド松坂大輔氏からも「毎試合見てるよ」とメールをもらい、大きな刺激となった。
20年から監督を務める村田監督の下で、つかんだ19年ぶりの紫紺の大優勝旗。「横浜か、横浜以外か」と戦前の予想に見事応え、春の甲子園で“シン横浜”への進化を印象づけた。