「僕的にもちょっともったいない勝負になってしまった」【MLB】ドジャース 7ー3 タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス) タイガースの前田健太投手は29日(日本時間30日)、敵地のドジャース戦で7回から3番手として救援登板。今季初登板は…

「僕的にもちょっともったいない勝負になってしまった」

【MLB】ドジャース 7ー3 タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス)

 タイガースの前田健太投手は29日(日本時間30日)、敵地のドジャース戦で7回から3番手として救援登板。今季初登板は2回2安打2失点だった。大谷翔平投手との直接対決は四球。「申し訳ないというか、僕的にもちょっともったいない勝負になってしまった」と肩を落とした。

 対戦を望んでいた大谷との対決は7回1死だった。しかしスプリットもフォーシームも思うように操れなかった。ストレートで四球を献上。「完全に力みましたね。力んで全部ボールになってしまった。できれば、きちんと勝負をしたかったですけど。力が入ったので、ボールが抜けたり、バラついてしまいました」と悔しそうに振り返った。

 続くテオスカー・ヘルナンデスの打席では一走・大谷に今季初盗塁を許した。昨季はシーズン59盗塁を決めたものの、2年ぶりに投手復帰を目指す今季は盗塁数の減少がささやかれている。どれぐらい警戒するものなのか。

「あまりですかね。もちろん足は速いですけど、いい打者が続くので。1死ですし、バッターに集中して投げていこうかなと。走られたら仕方ない。最低限のクイックはしながら、あとは捕手に任せるというか。肩の強い捕手が育っているので。走られた時は捕手に任せるしかないかなと思っています」

 7回はエドマンに初球本塁打を許すなど2失点したものの、2イニング目の8回は3者凡退に。「中継ぎ投手としてマウンドへ上がる時は初球から勝負球で勝負しないといけない。2イニング目はそのあたりを意識しながら。全球勝負球で。最初の初球から勝負球を投げる必要があるなと感じました」。6年ぶりのドジャースタジアムでの登板は、収穫のある29球となった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)