「魔曲」がセンバツの決勝の舞台で高らかに響いた。 選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で智弁和歌山-横浜(神奈川)の決勝があった。智弁和歌山が好機を作ると、おなじみのチャンステーマ「ジョックロック」が響き、三塁側のアルプス席が盛…

「魔曲」がセンバツの決勝の舞台で高らかに響いた。
選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で智弁和歌山-横浜(神奈川)の決勝があった。智弁和歌山が好機を作ると、おなじみのチャンステーマ「ジョックロック」が響き、三塁側のアルプス席が盛り上がった。
ジョックロックは智弁和歌山の吹奏楽部が野球部を応援するために生まれた。この曲が演奏されると劇的な展開を呼ぶことがあり、高校野球ファンからは「魔曲」として人気がある。
この日は1-3で迎えた五回1死二塁で、お披露目された。試合序盤に打線は好機を作っていたが、満を持しての演奏となった。
アルプススタンドで曲目を決めている、智弁和歌山の応援団顧問を務める坂上寿英さんは「本当に流れや空気を変えてほしい時に演奏する曲。選手たちのおかげでここまで来られたので、縁の下の力持ちとして支えられれば」と話した。【吉川雄飛】