中山11R・マーチステークス・G3・馬トク激走馬=ホウオウルーレット 東京大賞典4連覇オメガパフュームの半弟(ロージズインメイ)。キャリア序盤の新馬、黒竹賞を7馬身、6馬身差圧勝時は「スター候補」の評判だった。一歩ずつ着実にクラスをクリアし…

中山11R・マーチステークス・G3・馬トク激走馬=ホウオウルーレット

 東京大賞典4連覇オメガパフュームの半弟(ロージズインメイ)。キャリア序盤の新馬、黒竹賞を7馬身、6馬身差圧勝時は「スター候補」の評判だった。一歩ずつ着実にクラスをクリアし、12戦でオープン入り。3走前のカノープスSでは馬群の中で脚をため、勝負どころで外へ持ち出すと、最後は2馬身差をつけた。岩田康誠騎手も「一戦ごとにグッと反応するようになってきました。まだ良くなる」と成長ぶりを実感していた。

 ここ2戦は流れが合わず8、4着も上がりは1、3位。後方から鋭い脚は使えている。前走のプロキオンSではサンライズジパング(2着)、ドゥラエレーデ(3着)に迫っており、重賞級でも戦える地力を蓄えてきた。5戦前から着用しているブリンカー効果も確実に出ている印象だ。

 中間は3月6日に外厩・エスティF小見川から帰厩し、1週前追いに続き直前も騎乗した田辺騎手が感触を確かめた。この1週だけで明らかに動きの質が上がっており、上昇度満点&好仕上がり。久々の中山で末脚爆発のシーンをイメージできる出来だ。