◆プロボクシング▽60キロ契約6回戦 イエシボラチ・ナスイウラ―亀田正毅(30日・愛知県国際展示場) 「亀田家」の“隠し子”亀田正毅(TMK)が、プロデビューを果たした。 イエシボラチ・ナスイウラ(中国)と対戦し、1…

◆プロボクシング▽60キロ契約6回戦 イエシボラチ・ナスイウラ―亀田正毅(30日・愛知県国際展示場)

 「亀田家」の“隠し子”亀田正毅(TMK)が、プロデビューを果たした。

 イエシボラチ・ナスイウラ(中国)と対戦し、1回から軽快な動きを見せた正毅は力のあるパンチで攻め続けた。KO勝利とはならなかったが、3者とも60―54の3―0判定勝ち。正毅は「おやっさんに感謝します。練習もきっちりやってきた。いい試合だったと思います」と喜んだ。

 名付け親の亀田史郎氏は「あたためて、あたためた、俺の隠し子。デビュー戦にしては上出来。彼は強いけど、ボクシングは面白くない。メイウェザーみたいな選手。面白くないけど、負けない」と評価した。正毅は初めて覚えた日本語「最高!」を叫び、お決まりのポーズを披露した。

 南アフリカ出身の亀田正毅の本名はジョン・ポール・マサンバ。IBF世界フェザー級1位の亀田和毅(TMK)のスパーリングパートナーを務めたことで、父でトレーナーの亀田史郎氏がスカウトした。亀田家は、「3150(サイコー)FIGHT」ファウンダーの長兄・興毅氏、次兄・大毅氏、三男・和毅がいるが、史郎氏の“隠し子”として、リングネームを「亀田正毅」に変更。史郎氏は「真面目で日本人ぽいし、優しいから正しいという漢字をつけた」と説明。正毅は「正毅は気に入っている。期待に応えられてうれしい。世界チャンピオンになりたい」と日本での活躍を誓った。アマチュア戦績は95戦85勝10敗だった。