◆明治安田J1リーグ▽第7節 鹿島1―0神戸(29日・カシマ) 鹿島は1―0で神戸に勝利し、首位を守った。* * * FWチャヴリッチが今季初先発を果たし、左サイドで存在感を示した。 スピードを生かした縦への推進だけでなく、周囲と連動し…
◆明治安田J1リーグ▽第7節 鹿島1―0神戸(29日・カシマ)
鹿島は1―0で神戸に勝利し、首位を守った。
* * *
FWチャヴリッチが今季初先発を果たし、左サイドで存在感を示した。
スピードを生かした縦への推進だけでなく、周囲と連動したプレーでも相手を翻弄。左サイドに流れることを持ち味とするFW鈴木優磨とのポジションチェンジにより、記録上はシュート2本を放った。
「シュートを決めきれなかったより、そこにいなかったことのほうがよくないこと。チャンスに絡めたこと、そこにいたことをポジティブにとらえたい。あとはネットを揺らすだけ」と自身のストライカー論を明かしながら、前向きに“復帰戦”を振り返った。
昨季終盤に長期離脱し、今季も始動から慎重な調整を進めていたこともあって、リーグ戦での先発出場は昨年7月のFC東京戦以来、約8か月ぶりだった。鬼木達監督は「非常にコンディションが上がっている。期待を込めて(試合に)出しました。守備の部分も、トレーニングの中からハードワークができるようになってきていて、それをやりながらも彼が持っている強みを出せるようになってきている」と目を細めた。
左MFでは松村優太、師岡柊生もゴールやアシストで結果を残しており、そこに新たにチャヴリッチという大駒も使えるメドが立ったことは、チームとして大きい。頼れるアタッカーの“完全復活”は間近だ。