「ヤンキース20-9ブルワーズ」(29日、ニューヨーク) アーロン・ジャッジ外野手が「3番右翼」で出場し、3本塁打を含む5打数4安打8打点でチームの連勝に貢献した。 昨季MVPの実力を存分に見せつけた。 驚愕の一発は初回だ。1番ゴールドシ…
「ヤンキース20-9ブルワーズ」(29日、ニューヨーク)
アーロン・ジャッジ外野手が「3番右翼」で出場し、3本塁打を含む5打数4安打8打点でチームの連勝に貢献した。
昨季MVPの実力を存分に見せつけた。
驚愕の一発は初回だ。1番ゴールドシュミットの初球先頭打者弾で幕を開けた試合は2番ベリンジャーにも初球弾が飛び出し、騒然とする中、ジャッジは昨季まで同僚だった左腕コルテスが投じた初球、内角低めカットボールにバット一閃。飛距離143メートルの特大の1号が左翼席へ消えた。ドジャースの大谷、ベッツ、フリーマンの西のMVPトリオに負けない、東のMVP3人衆が驚愕の3者連続初球弾でチームを勢いづけた。
二回の打席こそ内野ゴロに倒れたジャッジだが、一度つかんだ打撃感覚を発揮する。三回に巡ってきた3打席目は無死満塁の絶好機。カウント2-1から内角高めのカットボールを左中間席へたたき込む、圧巻のグランドスラムで地元ファンを熱狂させると、四回2死二塁の得点機には2番手左腕からセンターバックスクリーンへの130メートル弾で2点を追加した。
4発目への期待が高まった六回2死二塁の場面は内角シンカーを逆方向へはじき返し、右翼フェンス直撃の適時二塁打。飛距離102メートルの打球で8打点目を記録した。
この日はジャッジを含む7選手が計9本塁打を記録し、16安打20得点で開幕2連勝。昨季のア・リーグ覇者が好スタートを切った。