「ドジャース7-3タイガース」(29日、ロサンゼルス) ドジャースが1981年以来となる破竹の開幕5連勝。本拠地デビューの先発・佐々木朗希投手が二回途中2失点でKOされる中、チームが一丸となってゲームをひっくり返した。「1番・DH」で先発…
「ドジャース7-3タイガース」(29日、ロサンゼルス)
ドジャースが1981年以来となる破竹の開幕5連勝。本拠地デビューの先発・佐々木朗希投手が二回途中2失点でKOされる中、チームが一丸となってゲームをひっくり返した。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手は開幕5戦目で初の無安打も、今季初盗塁をマークするなど2四球2得点で勝利に貢献した。
先発の佐々木は初回に41球を要するなど、押し出し四球を含む2失点。フリーマンの2戦連発となるソロアーチで反撃ののろしが上がった中、二回も制球が定まらず2死一、二塁のピンチを招いたところでロバーツ監督が交代を告げた。
ベンチで目にいっぱいの涙を浮かべた佐々木。それでもリリーフがピンチを切り抜けると、ベンチで感謝のハイタッチをかわした。直後にコンフォルトが適時二塁打を放って試合を振り出しに戻すと、五回には大谷翔平が敬遠される中、急きょの打順変更で2番に入ったT・ヘルナンデスが勝ち越しの2点二塁打を放った。
六回にはスミスに貴重な追加点となる一発が飛び出し、2点差に迫られた七回にはエドマンの一発、フリーマンの適時二塁打でダメ押しした。
大谷は第1打席に見逃し三振、第2打席も凡退したが、第3打席は申告敬遠で出塁。T・ヘルナンデスの適時二塁打で生還した。七回にはタイガース・前田健太投手との対戦になったが、ストレートの四球を選び、直後に今季初盗塁となる二盗を成功させた。左手をつく形になったがスムーズなスライディング。フリーマンの適時二塁打で7点目のホームを踏んだ。
これでドジャースは1981年に球団記録となる開幕6連勝をマークして以来、44年ぶりの5連勝。昨季のワールドシリーズ王者が圧巻のスタートダッシュに成功した。
スミスは試合後、グラウンドインタビューで「いい野球ができている」と手応えをにじませた。制球が定まらなかった佐々木については「才能のある投手なので、次の登板に期待したい」と力を込めた。