決勝戦に臨む智弁和歌山は31年ぶりの優勝を目指す。率いる中谷仁監督は現在、甲子園通算13勝を記録し、4年前の21年夏に甲子園優勝を経験している。 そんな中谷監督にはある記録がかかっている。それは元プロ監督による夏・春甲子園優勝だ。この記録を…

決勝戦に臨む智弁和歌山は31年ぶりの優勝を目指す。率いる中谷仁監督は現在、甲子園通算13勝を記録し、4年前の21年夏に甲子園優勝を経験している。

 そんな中谷監督にはある記録がかかっている。それは元プロ監督による夏・春甲子園優勝だ。この記録を達成しているのは徳島・池田の名将だった蔦文也監督しか成し遂げていない。蔦監督は50年に東急フライヤーズ(現・日本ハム)に1年間だけ所属し、5試合登板の実績がある。池田では82年夏、83年春、86年春に甲子園優勝している。

 中谷監督は選手としても96年春では準優勝、97年夏の甲子園では優勝を経験。阪神、楽天、巨人でプレーし、08年秋から監督に就任した。近年、4大会連続の甲子園初戦敗退があったが、センバツ決勝戦まで勝ち進んだ。

 強敵・横浜を破り、センバツ優勝なるか。