「ドジャース7-3タイガース」(29日、ロサンゼルス) タイガースの前田健太投手が2点ビハインドの七回に今季初登板。いきなりエドマンに初球を被弾し、大谷翔平投手との対戦ではストレートの四球を与えた。2回2失点で反撃ムードを消沈させる結果に…
「ドジャース7-3タイガース」(29日、ロサンゼルス)
タイガースの前田健太投手が2点ビハインドの七回に今季初登板。いきなりエドマンに初球を被弾し、大谷翔平投手との対戦ではストレートの四球を与えた。2回2失点で反撃ムードを消沈させる結果になった。
ブルペンから走って古巣のマウンドへ向かった前田。「カウントを取りにいってしまった」といきなり初球をエドマンに右中間スタンドへたたき込まれ、思わず悔しさをにじませた。
続くロハスは2球で追い込み、低めのスプリットで遊直に仕留め1死無走者。ここで過去9打数3安打の大谷を打席に迎えた。「完全に力んでしまった」と初球の変化球はアウトコースに外れ、2球目のスプリットもワンバウンドした。3球目も制球が定まらず3ボールに。4球目もわずかに外れ、ストレートの四球となった。
「もったいなかった。きちんと勝負したかった」と振り返った前田。その後、大谷に二盗を許し、フリーマンには右翼線へ適時二塁打を浴びた。チームに反撃ムードが漂った直後だっただけに、痛い2失点となった。
慣れない中継ぎのマウンドで「最初のイニングですかね。初球ホームラン打たれたり、中継ぎとして初球からしっかり勝負しないといけない。全球、勝負球のつもりで」と語った前田。反省を踏まえ、2イニング目はしっかりと立て直し、三者凡退に抑えた。
6年ぶりとなる古巣本拠地・ドジャースタジアムのマウンド。「良い結果がでればよかったですけど、久しぶりに投げられてよかった」と振り返り、リリーフの環境に「慣れていかないといけない」と次回登板を見据えていた。