バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が29日にホームで行われ、3-2で勝利したブンデスリーガ第27節でザンクト・パウリ戦を振り返った。 リーグ戦2試合勝利がないバイエルンは、17分にボックス右のオリーズからの丁寧な折り返しをケインが流し込ん…

バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が29日にホームで行われ、3-2で勝利したブンデスリーガ第27節でザンクト・パウリ戦を振り返った。

リーグ戦2試合勝利がないバイエルンは、17分にボックス右のオリーズからの丁寧な折り返しをケインが流し込んで先制に成功。しかし、27分に右サイドのスペースに抜け出したサリアカスの見事な右足グラウンダークロスにゴール前で反応したサードにワンタッチで押し込まれ、前半を同点で終える。

迎えた後半、ゴレツカを下げてパリーニャを投入したバイエルンは、53分にオリーズが背後へ浮き球で入れたパスに抜け出したサネがゴールネットを揺らして勝ち越すと、71分にもケインのプレゼントパスからサネがゴールネットを揺らし、3点目。

その後、ムシアラ、ケインらをベンチに下げてゲームクローズに向かうが、ここで痛恨のアクシデントが発生。守備対応の際に右足を痛めた伊藤がプレー続行不可能となり、すでに交代枠を使い切ったなかで残り5分余りを10人で戦うことになった。

その後、後半アディショナルタイムにはリツカにミドルシュートを決められて1点差に詰め寄られたものの3-2で勝ち切ったバイエルンが、リーグ3戦ぶりの勝利を飾った。

試合後にインタビューを受けたコンパニ監督は、相手に2失点を許すも勝利という結果に満足感を示した。

「ザンクト・パウリはシーズンを通してよく組織されているチームだ。彼らは失点が少なく、チャンスもほとんど許さない。しかし、今日の試合では特に後半にチャンスを作ることができた。全体的に見れば、結果とパフォーマンスには満足している。ただ、伊藤洋輝のケガは大きな痛手だった」

また、負傷交代した伊藤の状態については「彼は今シーズン問題を抱えていた足を再び痛めた。これから検査を受けることになるから、まだはっきりしたことは言えない」とコメントした。