「ダイヤモンドバックス3-4カブス」(29日、フェニックス) カブスの今永昇太投手が今季2度目の先発マウンドに上がり、7回3安打1失点で今季初勝利の。七回のマウンドを降りる際にはガッツポーズを繰り出した。チームは九回に1点差に迫られるも、…
「ダイヤモンドバックス3-4カブス」(29日、フェニックス)
カブスの今永昇太投手が今季2度目の先発マウンドに上がり、7回3安打1失点で今季初勝利の。七回のマウンドを降りる際にはガッツポーズを繰り出した。チームは九回に1点差に迫られるも、名手・スワンソンのスーパープレーでリードを守り切った。
初回、1死から痛烈な一ゴロをうまく捕球し、頭から飛び込んでベースにタッチしたブッシュのファインプレーに拍手を送った今永。3番には10球粘られたが、ポップフライに打ち取り、三者凡退で立ち上がった。
先頭のグリチャクに二塁打を浴び、1死後に連続四球で満塁のピンチを背負った。ここで投手コーチがマウンドへ。マッカーシーの一ゴロ間に走者が生還し今季初失点となったが、落ち着いて続くペルドモを遊ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。
三回は1死からキャロルに痛烈な右前打を浴びたが、しっかりとゾーンにキレのあるボールを投げ込んで2つのフライアウト。さらに2死から前の打席で二塁打を浴びたグリチャクはチェンジアップで空振り三振に仕留めた。
味方が同点に追いついた直後の四回には先頭に二塁打を浴びて無死二塁のピンチを背負うも、1死からクロウアームストロングのスーパープレーもあり、チャンレンジで判定が覆り併殺で切り抜けた。味方が2点を勝ち越した五回はきっちりと三者凡退に仕留めて流れを引き寄せた。
六回も先頭のキャロルを空振り三振に仕留めるなど連続三振で簡単に2死を奪った。グリチャクも低めのストレートで左飛に仕留めると、両手を突き上げて納得の表情を浮かべた。七回も無失点に抑えると、降板する際にはガッツポーズを繰り出した。
今季は東京開幕戦で自身初の開幕投手を務め、4回無安打無失点、2四球で降板。好投していた中での降板に批判の声もあがっていた。そんな中、米国に戻って初登板でしっかりと真価を証明した今永。3点リードの九回にはプレスリーがスアレスに2ランを浴び、なおも同点の走者を背負った。それでも2死一、二塁からキャロルの内野安打を捕球した名手・スワンソンが好判断で三塁走者が飛び出しているのを見つけ、最後は三塁ベースに戻る走者にダイビングタッチ。スーパープレーでリードを守り切り、今季初勝利を手にした。