「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、内山靖崇(北日本物産)が第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。内山は世界ランキング5位のチリッチを相手に善戦するも、3-6、4…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、内山靖崇(北日本物産)が第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。内山は世界ランキング5位のチリッチを相手に善戦するも、3-6、4-6のストレートで敗れた。

両者はこれが初対戦となり、内山は試合前インタビューで「とにかく自分にできることを精一杯やってぶつかっていこうと思います」と話していた。

試合序盤の第1セット第2ゲームで、内山が最初のサービスゲームをラブゲームで獲得すると、会場からは大きな拍手が起きる。第7ゲームでも見事なドロップショットを決めるなど、内山はチリッチに一歩も引かず、サービスキープを続ける。

しかし第8ゲームでギアを上げたチリッチに内山は対応できずブレークチャンスを握られると、続くポイントでストロークで揺さぶられ、最後は余裕のボレーを決められブレークを許した。第1セットはそのまま3-6で落とす格好となった。

続く第2セット、勢いづくチリッチは第1ゲームの内山のサービスのブレークに成功。第8ゲームではついに内山にブレークチャンスが訪れるも、チャンスを活かせずキープされる。最後は4-6で落とし敗れた。

内山は敗れはしたものの、要所要所で素晴らしいプレーを見せ、今後の活躍に期待がかかるような試合となった。

チリッチは試合後のインタビューで内山について「非常に良いテニスをしていた。今日は第1セットの最後、第2セットの最初と重要な場面でブレークでき、サービスも調子が良かったので、勝てた」と語った。

勝利したチリッチは、ライアン・ハリソン(アメリカ)とベスト4をかけて戦う。(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」2回戦でチリッチに敗れた内山靖崇