32日ぶりブルペンで20球、高校球児サンチェスくん「球速UPしているように感じた」【MLB】ドジャース ー タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地・タイガース戦前にブルペン入り…
32日ぶりブルペンで20球、高校球児サンチェスくん「球速UPしているように感じた」
【MLB】ドジャース ー タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地・タイガース戦前にブルペン入り。ノーワインドアップから投球。フォーシームにツーシームを交え、20球を投げた。真後ろで見守ったエルディアモンテ高野球部に所属する14歳のヴィンセント・サンチェスくんは「結構良かったと思います。球速はアップしているように感じました。90マイル(約144.8キロ)は出ていましたね」と証言した。
キャンプ中の2月25日(同26日)以来、実に32日ぶりの投球練習。大谷のブルペン投球を取材できる一塁ベンチ前には50人を超える報道陣が集結。100人を超えるファンが、左翼後方のブルペンを食い入るように見守った。異例の注目度だった。
投球練習後、大谷は投球練習で使用したボールを真後ろで見守っていたサンチェスくんにプレゼント。高校で投手と捕手の二刀流選手としてプレーするサンチェスくんは「とてもクールでした!」と大興奮。「ストライクを投げていましたし、健康面で問題なさそうですね」と白い歯を見せた。
当初は5月頃の投手復帰が見込まれていた。サンチェスくんは「来月には投げて欲しいです」と期待するほどの“完成度”だったが、二刀流復帰の計画は後ろ倒しとなる可能性が高い。ロバーツ監督は投手復帰について、「今はあまり考えていない。前の状態に戻し、正しい方向に進んで自信を持てる状態にすること。打者と対戦する段階に戻って2、3回登板したら、色々と計画を立てることができる」と今後を見据えた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)