◆ラグビー▽リーグワン2部第10節 花園33―5日野(29日・花園) 花園(旧近鉄)の1年での1部復帰のカギを握る元オーストラリア代表SOでキャップ76のクエイド・クーパー(36)が29日までに、自身のインスタグラムで退団を示唆した。「大阪…
◆ラグビー▽リーグワン2部第10節 花園33―5日野(29日・花園)
花園(旧近鉄)の1年での1部復帰のカギを握る元オーストラリア代表SOでキャップ76のクエイド・クーパー(36)が29日までに、自身のインスタグラムで退団を示唆した。「大阪 ありがとう」と題し、「過去6年間、この街はただの遊ぶ場所ではなく、家でした。人々、文化、そして揺るぎない支援が、私にとって全ての意味があった」と投稿をしている。
チームはこの日、日野戦で計5トライを奪い快勝。クーパーは盟友の元オーストラリア代表SHウィル・ゲニア(37)とのハーフ団で先発。前半8分、敵陣ゴール前の中央ラックから左へ展開され、ボールを受けると、2人飛ばしパスで、23年W杯日本代表WTBセミシ・マシレワ(32)の先制トライを演出した。後半途中からはインサイドCTBでプレー。フル出場した。
チームは今季初のホーム連勝を決めて暫定3位につけ、入替戦出場圏内の同2位・東葛(旧NEC)を射程圏内にとらえる。上位対決も控えるリーグ残り4戦へ、2019年からバックスラインを統率するクーパーは必要不可欠な存在だ。日野戦後、花園の前田隆介GMは司令塔の去就について明言は避け、「しかるべき時に発表する」とした。仮に今季限りで退団なら、花園フィフティーンは1部復帰を決め、偉大な功労者を送り出したいところだ。