◆明治安田J1リーグ▽第7節 FC東京0―3川崎(29日・味スタ) FC東京と川崎の多摩川クラシコは、アウェーの川崎が3―0で快勝した。後半10分、FW山田新が左足で先制点を押し込むと、同28分には、交代直後のFW伊藤達哉が右足で合わせ追加…
◆明治安田J1リーグ▽第7節 FC東京0―3川崎(29日・味スタ)
FC東京と川崎の多摩川クラシコは、アウェーの川崎が3―0で快勝した。後半10分、FW山田新が左足で先制点を押し込むと、同28分には、交代直後のFW伊藤達哉が右足で合わせ追加点。同38分には、MF脇坂泰斗からパスを受けたFWエリソンが左足で3点目を決めた。
川崎は、リーグ3戦ぶり勝利を挙げ、1試合少ない状況ながら4位に浮上。多摩川クラシコは3カード連続、3―0で、23年9月の対戦から4連勝に伸ばした。出場から2分後にJ1初得点となる2点目を決めた伊藤は「1プレー目でうまく決まった。サポーターにも仲間として認めてもらえる」と胸を張った。
チームは4月末からサウジアラビアで集中開催されるACLE前の7連戦初戦を白星で飾った。連戦を迎える状況に伊藤は「本当の意味で喜ぶのは先」と気を引き締めていた。
また、多摩川クラシコで3戦連発となった山田は「ヤス君(脇坂)からのトラップミス(でパス)がきた。あそこで受けて背負った状態で振り抜けたので良かった」と先制の場面を振り返った。連戦初戦を快勝したことについて背番号20は「体は(今後)確実につらくなってくる。心と体はつながっているので、勝って気持ちよく終われば、次の試合に向けての準備も変わってくる。出られていない選手も、やらなきゃいけないとなってくる。すごく良い3―0だった」とチームを引っ張る自覚をにじませた。
長谷部茂利監督「前半はもう少しボールを早く取りたかった。攻撃面ももう少し練習したことが出せたらという感じがあり、あまり(狙いとしていたことが)できなかった。後半、点数を取れた形もそうだし、いくつかいいトライをしてゴール前に迫り、その辺が点差につながった。後半のところで言うと、フロンターレの方が攻守において良かったと感じている」