「巨人12-0ヤクルト」(29日、東京ドーム) リーグ連覇を狙う巨人の打線が開幕から好調だ。28日の開幕戦は5点を追いかける劣勢となったが、八回に新外国人・キャベッジの2ランで3点差に迫ると、土壇場の九回には相手守護神・田口を攻め、若林と…

 「巨人12-0ヤクルト」(29日、東京ドーム)

 リーグ連覇を狙う巨人の打線が開幕から好調だ。28日の開幕戦は5点を追いかける劣勢となったが、八回に新外国人・キャベッジの2ランで3点差に迫ると、土壇場の九回には相手守護神・田口を攻め、若林と吉川の適時打で3点を奪って同点。延長十回には若林がサヨナラ適時打を放ち、大逆転勝利を飾った。

 この日は初回から打線が爆発。初回に岡本の左前適時打で先制すると、二回には門脇、ヘルナンデスの適時打に相手失策も重なって6点。三回にはキャベッジが2試合連続となる2号3ランを放ち、四回には甲斐の移籍初本塁打となる1号2ラン。4イニング連続得点で大量12点を奪い、序盤で試合を決めた。

 チーム打率は驚異の・375。1番・若林が10打数5安打、2打点の打率・500。2番・キャベッジが9打数4安打、2本塁打、6打点の打率・444。3番・吉川も7打数3安打2打点の打率・429。4番・岡本は打率・250ながら、5番・ヘルナンデスが9打数4安打2打点の打率・444。7番・甲斐は9打数6安打、1本塁打、2打点の打率・667で首位打者。8番・門脇も8打数3安打2打点の打率・375。

 打撃上位を見渡せば、首位打者が打率・667で甲斐、2位に若林、4位にキャベッジ、ヘルナンデスが並び、6位に吉川、10位に門脇が名を連ねるなど、巨人6選手がランクインしている。

 甲斐はFA移籍、新外国人のキャベッジは新加入、若林は昨季途中にトレード移籍してきた選手。血の入れ替えも進む阿部巨人。打線は水物と言われるが、どこまで好調は続くか。