◆ラグビー▽リーグワン2部第10節 花園33―5日野(29日・花園) 花園(旧近鉄)が計5トライを奪って日野に快勝し、22日の釜石戦に続いて今季初のホーム連勝を果たした。チームの母体は花園が鉄道会社、日野が自動車メーカーと“乗り…

◆ラグビー▽リーグワン2部第10節 花園33―5日野(29日・花園)

 花園(旧近鉄)が計5トライを奪って日野に快勝し、22日の釜石戦に続いて今季初のホーム連勝を果たした。チームの母体は花園が鉄道会社、日野が自動車メーカーと“乗り物対決”。花園が制し、1年での1部復帰へ向けて加速した。

 前半8分、敵陣ゴール前から左へ展開し、元オーストラリア代表SOクエード・クーパーが2人飛ばしパス。大外で受け取ったWTBセミシ・マシレワが左隅に先制トライを挙げた。28分にはモールからフッカー松田一真がトライ。40分にはスクラムトライを奪い、19―0で折り返した。

 後半は開始4分に1トライを献上したが、その後2トライを追加。ホームのサポーターと喜びを分かち合った。元日本代表監督の向井昭吾ヘッドコーチは「何とか連勝することができた。なかなか点は入らなかったが、点は取られなかった。思ったようなゲームができた」と手応え。元U20オーストラリア代表のフランカー、パトリック・タファ主将も「セットプレーでインパクトを残せた。安定したアタックをしていきたい」と充実した表情で汗をぬぐった。

 2位までが1部下位との入替戦進出。花園は第10節1日目を終え、2位・東葛(旧NEC)を勝ち点差4で追う暫定3位。次節は4月12日、同4位の大阪(旧NTTドコモ)との大阪ダービー(ヤンマーS)だ。残り4戦。復活をかけた戦いが続く。