「ソフトバンク4-5ロッテ」(29日、みずほペイペイドーム) ロッテは延長十回、1死二塁から岡が右前決勝適時打を放ち、2016年以来9年ぶりの開幕2連勝を飾った。ソフトバンクの2連敗はダイエー時代の92年以来33年ぶり、ホームに限れば南海…

 「ソフトバンク4-5ロッテ」(29日、みずほペイペイドーム)

 ロッテは延長十回、1死二塁から岡が右前決勝適時打を放ち、2016年以来9年ぶりの開幕2連勝を飾った。ソフトバンクの2連敗はダイエー時代の92年以来33年ぶり、ホームに限れば南海時代の74年以来51年ぶりの屈辱となった。

 「真っ直ぐが強いピッチャーですし、そこに何とか負けないようにっていうのが一番強いかなと思います」。岡は6番手・藤井から放った決勝打を振り返った。

 33歳のベテランは勝負強さを発揮した。1点を追う五回には一時は逆転となる1号3ラン。前夜は出場はなく、1日遅れの“開幕戦”で3安打4打点の大暴れ。「ここで打てばヒーローって思うこともできますし、後ろも良いバッターいるので、繋ぐ意識を強く持ってやっています」と言う。

 この日は開幕戦からこの日はスタメン4人を入れ替えて臨んだ。吉井監督は「今日のメンバーはバッティングコーチが一生懸命考えてくれた。バッティングコーチのおかげです。うまくはまりました」と明かす。開幕戦はドラフト1位の西川(青学大)ら、若手が活躍して勝利。岡は「刺激になりますし。僕も負けじとガツガツ結果を出していきたい」と目の色を変える。

 昨季は8勝16敗1分と大きく負け越した相手に連勝。吉井監督は「連勝したのはいいことですけど、去年やられたかどうかっていうのは全く関係ないです。今年は今年のチームなんで、明日からも1戦1戦頑張っていくだけです」と言う。若手とベテランの融合がチームを強くする。