◆第73回日経賞・G2(3月29日、中山競馬場・芝2500メートル、稍重) 1着馬に天皇賞・春(5月4日、京都・芝3200メートル)への優先出走権が与えられる日経賞・G2は15頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気のアーバン…

◆第73回日経賞・G2(3月29日、中山競馬場・芝2500メートル、稍重)

 1着馬に天皇賞・春(5月4日、京都・芝3200メートル)への優先出走権が与えられる日経賞・G2は15頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気のアーバンシック(牡4歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード)は3着に敗れた。

 単勝オッズが1・7倍の1番人気に支持された昨年の菊花賞馬アーバンシック。五分にスタートを切った中団追走から4角手前で進出を開始した。大外から加速してきたものの、スローの上がり勝負でなかなか先行勢をつかまえきれず、3着に浮上したところで勝敗が決した。それでも勝ったマイネルエンペラーからは首+首差という大接戦の3着で、出走メンバーで唯一のG1馬が意地は見せたところか。

 この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏がレース直後に更新した自身のX(旧ツイッター)で「日経賞は馬場と展開がマイネルエンペラーにマッチした。後続は脚を取られて伸びあぐねとる」と指摘している。

 1番人気の敗戦にSNSでは「馬場と展開に泣かされたかな」「春天の叩きでもありますしそこまで無理はしなかったように感じます」「自分の強み潰されて尚3着だからね」「とりあえず悲観するような内容ではなさそう」「1倍台つくほど強い馬では無い気がする」「休み明けだしあんなもんでしょ」「正直この面子(メンツ)ならアーバンシックは勝たなきゃいけなかったと思うけど…」「ここは完全に叩き台だろうから」「最後よく伸びたなぁ~」「晴れてたら、全然違ったかも」「負けとるやん」「春天に向けては良い負け方だった気がします」などのコメントが寄せられている。