「ボートレースクラシック・SG」(29日、若松) ボートレースアンバサダーの植木通彦氏(56)=が29日、若松ボートのパイン広場でVRアトラクション「スプラッシュバトル CHAMPIONSHIP」に参戦。往年の「モンキーターン」をファンの…

 「ボートレースクラシック・SG」(29日、若松)

 ボートレースアンバサダーの植木通彦氏(56)=が29日、若松ボートのパイン広場でVRアトラクション「スプラッシュバトル CHAMPIONSHIP」に参戦。往年の「モンキーターン」をファンの前に披露した。

 1号艇から6号艇まで、ズラリとボートが並んだステージにさっそうと登場した「艇王」。VR上での操縦に苦心しながらも、大人から子どもまで幅広い世代とレースで対決した。「後から見られるのは恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべながらも、随所で魅せた代名詞のモンキーターンに詰めかけたファンは大興奮。「水面のときは勝負ですけど、今回は勝負に負けてもうれしい」と充実した表情でレースを振り返った。

 「コロナ禍を経験してファンの皆さまとの距離感があった。人気が高いVRを通じて、アンバサダー活動ができるのではないか」と取り組んだ初の試みは、世代を問わず楽しめるイベントとして大にぎわい。「まさかこれだけ好評とは思いませんでしたね。初めての企画で成功できたのはとてもうれしい」と身体を張ったPR活動に確かな手応えを感じ取った。

 「社会貢献や、選手もスポーツのアスリートということを伝えていくのもひとつ。VRを通じて、いろんなことを伝えられるきっかけになれたのでは」と今後の発展に大きな期待を持たせた。