◆フィギュアスケート 世界選手権第3日(28日、米ボストン) 女子フリーが行われ、ショートプログラム5位から出た坂本花織(シスメックス)が、146・95点、合計217・98点で2位。アリサ・リュウ(米国)が222・97点で優勝し、女子史上5…

◆フィギュアスケート 世界選手権第3日(28日、米ボストン)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム5位から出た坂本花織(シスメックス)が、146・95点、合計217・98点で2位。アリサ・リュウ(米国)が222・97点で優勝し、女子史上5人目、66年ぶりの4連覇はならなかった。日本勢は、SP2位から出た千葉百音(木下アカデミー)が141・80点、合計215・24点で3位。SP4位の樋口新葉(ノエビア)が132・48点、合計204・58点で6位だった。

 SPではジャンプにミスが出て出遅れていた坂本。フリーは冒頭のダブルアクセルを着氷させると、次々にジャンプを降りた。後半の3回転ルッツ―ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)―2回転トウループの3連続ジャンプなど7本全てをそろえ、演技後は喜び爆発。顔を真っ赤に表情で何度もガッツポーズを繰り出した。ただ最終滑走のリュウも地元アメリカで完璧な演技を披露し、優勝を飾った。

 26年2月のミラノ・コルティナ五輪の国・地域別出場枠獲得をかけた今大会。日本女子はダブル表彰台で上位2人の合計順位が「13」以内だったため、最大3枠を確保した。昨季7位だった千葉は、世界選手権で初メダルとなった。