J1清水エスパルスは29日、ホームで湘南と対戦(アイスタ、午後1時)する。28日は完全非公開で調整した。今節は和洋菓子製造の「田子の月」がマッチデーパートナーを務め「田子の月もなかマッチデー」として開催される。エスパルスイーツ部部長のDF…
J1清水エスパルスは29日、ホームで湘南と対戦(アイスタ、午後1時)する。28日は完全非公開で調整した。今節は和洋菓子製造の「田子の月」がマッチデーパートナーを務め「田子の月もなかマッチデー」として開催される。エスパルスイーツ部部長のDF北爪健吾(32)が公式戦2戦連発で、リーグ5試合ぶりの勝利を呼び込む。
お菓子と聞いて黙っているわけにはいかない。リーグ5試合ぶりの白星をかけて臨む湘南戦は「田子の月」がマッチデーパートナーを務める一戦。清水・北爪は23年も“田子の月デー”として行われた4月の東京V戦(当時J2、2〇1)で貴重な同点ゴールを決めており、今回も「人一倍気合が入っている」と燃える心境を明かした。
自他共に認める甘党で、これまでも自らプロデュースした商品を販売するなど、エスパルスイーツ部の部長として活動してきた。田子の月の名物でもあるもなかなど、特にあんこ系の和菓子には目がないという。「(選手には)糖分も必要。いい意味でリラックスして、次に向けて切り替えもできる」と力説。サイドを爆速で駆け上がる自身のプレーを体現するためにも、甘い物は必須アイテムとなっている。
26日のルヴァン杯・相模原戦(3〇1)は後半から出場し、同38分に2点目をねじ込んだ。「疲労感もゴールで帳消しになった」。試合後のケータリングではカステラをチョイス。5切れを詰めた丼飯ならぬ“丼カステラ”を「全部食べました」と、中2日のリーグ戦へパワーチャージは完了している。
湘南戦は4月中旬まで続く公式戦8連戦の2戦目。DF山原怜音の負傷離脱でサイドバックは手薄となっており、北爪は同じくベテランのDF吉田豊と共にフル回転が求められる。ここまで大きなけがなく過ごしており「連戦は自分の強みを出せる機会。勝利に貢献できたらいい」とうなずく。チームはリーグ4戦勝ちなし、2連敗だがルヴァン杯での1勝を弾みに再浮上したいところ。ピッチ内では“甘さ”を排除して、5試合ぶりの白星をつかみ取る。
(武藤 瑞基)