【FIFAワールドカップ・アジア予選 最終予選 日本代表vsサウジアラビア代表 2025年3月25日19:36キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)■「走力」でサウジアラビアを脅かすも… 日本はバーレーン戦のスタメンから6人を変…
【FIFAワールドカップ・アジア予選 最終予選 日本代表vsサウジアラビア代表 2025年3月25日19:36キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■「走力」でサウジアラビアを脅かすも…
日本はバーレーン戦のスタメンから6人を変更。左サイドのアタッカーは三笘薫に代わって中村敬斗が務めた。
6人を変更したとはいえ、遠藤航や久保建英、板倉滉といった各エリアのキーパーソンが顔をそろえる日本は、サウジアラビアを相手に優位に試合を進める。
時間とともに引き分け狙いにシフトしたサウジアラビアを相手に、日本は久保が低い位置からボールに関与して攻撃を組み立てるように。
しかし、前田大然の走力がサウジアラビアを慌てさせる場面もあったものの、ゴールは生まれず。スコアレスで前半を終えた。
後半も構図は変わらず。勝ち点1の確保が最大の目標となったサウジアラビアは、攻撃に人数をかけずに大きなボールで日本の最終ラインとGKの間を狙うが、鈴木彩艶が冷静に対処した。
高井幸大もパーフェクトなパフォーマンスでチームに大きく貢献。日本のペースが最後まで続くことになった。
■かつての「スーパーサブ」三笘薫
残り時間が減るにつれて、日本は縦へのパスを増やしていったが、サウジアラビアが耐える。
堂安律や伊東純也、南野拓実らを投入したものの、スコアは動かず。鎌田大地のスルーパスから伊東に絶好機が訪れるも、シュートはバーを越え、0-0で試合終了となった。
北中米ワールドカップへの出場は決まったが、予選は6月に2試合を残している。本大会へ向けて、森保一監督は、この2試合をどう活用するのか。次回のメンバー選考に注目が集まる。
「三笘の1ミリ」で日本代表を救った、かつてのスーパーサブ三笘の代わりに左サイドに入った中村。上田綺世に代わってワントップを張った前田。試合序盤、中村のドリブルでの仕掛けからチャンスが生まれ、また、自身の俊足を生かしたボール奪取からのGKとの1対1以外にも、前田には好機が訪れた。中村のクロスに前田が合わせようとした場面では、前田の脚が空を切った。こうしたチャンスを逃さずに得点につなげることでしか、先人たちからポジションを奪うことはできないだろう。
前回のオーストラリア戦では、三笘に代わって投入された中村がオウンゴールを誘発し、敗戦濃厚な日本を救ってみせた。遠藤に代わって投入された旗手玲央を含め、レギュラー争いの真っただ中にいる選手たちの成長が、「アジア無双」の日本代表をさらに強くしてくれるに違いない。その先に、森保監督が目標に掲げるワールドカップ優勝が待っている。
■試合結果
日本代表 0-0 サウジアラビア代表