2025年のプロ野球が28日、開幕した。セ・リーグ3試合、パ・リーグ3試合が行われ、各球場で著名人が始球式に登場。球場を沸かせた。 ソフトバンク-ロッテが行われたみずほペイペイドームでは女優の上戸彩が始球式に登場。ソフトバンクの始球式を務…

 2025年のプロ野球が28日、開幕した。セ・リーグ3試合、パ・リーグ3試合が行われ、各球場で著名人が始球式に登場。球場を沸かせた。

 ソフトバンク-ロッテが行われたみずほペイペイドームでは女優の上戸彩が始球式に登場。ソフトバンクの始球式を務めるのは05年、07年に続く18年ぶり3度目。黒のパンツスタイルに、ソフトバンクのユニホーム姿で、背ネームは「AYA」。ソフトバンクホークス誕生20年を記念した背番号は20。髪を後ろにまとめ上げて、首元にリボンというお洒落なスタイルで登場すると拍手と歓声が起こった。大きく振りかぶってからの1球は山なりでワンバウンドで捕手のミットへ。悔しそうに座り込んだが、会場は大歓声に包まれた。「ワンバウンドしないでストライク取りたかったんですけど…。でも練習をいっぱいしたんですけど、その中で一番いいボールが投げられました」と笑顔を見せた。

 ベルーナドームでは熱烈な西武ファンのタレント、ウエンツ瑛士が登場。前回の2007年の始球式から18年ぶり。真剣な表情でセットポジションから投じたボールは見事に外角へのノーバン投球に。ファンからの拍手に、笑顔で手を振って応えていた。ベンチでは西口監督も拍手を送っていた。「今日の始球式はボールを握っているかわからないくらい緊張しましたが、前回始球式をしたときよりも、進化したかなと思います!今日つけた背番号40は、今年40才になる節目ということでこの番号にしました。少しでもライオンズや西口文也監督の力になりたいという思いがあったので、西口監督の就任1年目に始球式ができて巡り合わせを感じました!今シーズンもライオンズに期待しています!100勝くらいすると思います!」と語った。

 京セラドーム大阪では、オリックスファンでもある、なにわ男子の藤原丈一郎が4年連続4度目の開幕戦始球式の大役を務めた。背番号「728」を背負い、笑顔でマウンドに上がると、美しいフォームから見事なストライク投球。満面の笑顔を咲かせた。

 セで連覇を狙う巨人戦が行われた東京ドームでは、サッカー日本代表の森保一監督が始球式に登場。20日のバーレーン代表戦に勝利して26年の北中米W杯出場を決定。登場に客席から大きな拍手がわき起こった。戸郷に申し訳なさそうに頭を下げてマウンドへ。投球は高めに浮き、少し悔しそうに手でグラブを叩いた。

 また、東京ドームではファーストピッチセレモニーもあり、タレントのイモトアヤコ、巨人女子チーム主将の田中美羽、料理店「ete」のオーナーシェフ、庄司夏子さんがボールを投げ込んだ。