第55回高松宮記念(30日/GI、中京芝1200m)には、J.モレイラ騎手とGI奪取を狙うサトノレーヴ、昨年スプリンターズS覇者で春秋スプリント制覇を目指すルガル、6度目のスプリントGI挑戦となるナムラクレアなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ママコチャ」を取り上げる。

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■ママコチャ

毛色こそ違えどGIを3勝したソダシの全妹ということで、色々な可能性を期待されてきた同馬だが、どうやら思っていた以上にシンプルなキャラクターだったようである。武器はスピードオンリー。それは戦績を見直せば明らかだ。いつだって止まったらごめんなさいの前々からのスピード勝負。だからこそ、崩れる時も一貫している。馬場悪化、もしくは距離が延びたりで求められるスピード色が薄れた時。要は、既に行き着く場所に同馬は辿り着いているということ。この馬は生粋のスプリンターだ。こと基礎スピードの高さに関しては姉を上回っている可能性もなきにしも非ずか。

前走から中3週と詰まり気味のローテーションだけに、この中間は精神面を重視した調整。陣営も“整える”ことをテーマにメニューを組んだ。単走仕上げで派手な動きではないが、4F53秒2-38秒3-12秒1と余力を残してフィニッシュ。直前のメリハリの効いた脚さばきから、順調そのもの。引き続き好調域だ。後は当日が良馬場でさえあれば、崩れることはほぼあるまい。

総合評価「A」

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