サッカー・ブラジル代表は25日に2026年W杯北中米大会の南米予選第13節で宿敵アルゼンチンに1―4と屈辱的な敗戦を喫し、10チーム中4位と低迷していることから、ドリヴァル・ジュニオール監督の更迭が濃厚となっている。 国内メディアは「カル…

 サッカー・ブラジル代表は25日に2026年W杯北中米大会の南米予選第13節で宿敵アルゼンチンに1―4と屈辱的な敗戦を喫し、10チーム中4位と低迷していることから、ドリヴァル・ジュニオール監督の更迭が濃厚となっている。

 国内メディアは「カルロ・アンチェロッティ氏(65、Rマドリード、イタリア出身)が第一候補で、第二候補がジョルジ・ジェズス氏(70、アルヒラル、ポルトガル出身)」と報じている。

 ただし、二人とも今年6月から7月にかけて米国で開催される世界クラブW杯に参加予定で、大会後の就任を条件としているとされる。この場合、6月に南米予選の2節が行われるため、南米予選で指揮を執るのは2試合だけということになる。

 アンチェロッティ氏は、2022年カタールW杯後にチッチ監督が辞任した際、ブラジルサッカー連盟が就任を要請。一時は承諾の意向を示したとも伝えられたが、その後Rマドリードとの契約を更新した経緯がある。

 ジェズス氏は、19年にブラジルの名門フラメンゴを率いてコパ・リベルタドーレスとブラジルリーグを制覇した実績を持つ。ただし、今年初め、当時アルヒラルに在籍していたネイマール(現サントス)を「コンディション不良」を理由に国内リーグの選手登録を見送り、ネイマールが退団するきっかけをつくった。ネイマールは彼を嫌悪しているとされ「ジェズスを監督に招聘しないようブラジルサッカー連盟関係者に伝えた」とも報じられている。