選抜高校野球大会は第10日の28日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準決勝があり、健大高崎(群馬)は横浜(神奈川)に1―5で敗れ、史上4校目の連覇はならなかった。 健大高崎・青柳博文監督の試合後の主な談話は次の通り。健大高崎・青柳博…

【健大高崎-横浜】グラウンドを見つめる健大高崎の青柳博文監督=阪神甲子園球場で2025年3月28日、渡部直樹撮影

 選抜高校野球大会は第10日の28日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準決勝があり、健大高崎(群馬)は横浜(神奈川)に1―5で敗れ、史上4校目の連覇はならなかった。

 健大高崎・青柳博文監督の試合後の主な談話は次の通り。

健大高崎・青柳博文監督

 (横浜の先発)織田くんがとても良くて、打てる球がなく、飛球を打ち上げてしまった。秋の段階よりもキレやボールの質が良くなっていて、低い打球を徹底させたが、スピードに押されてしまいましたね。うちの先発の下重はいつもより、球が走っていなかった。相手の各打者は狙い球を絞り、つないできた。うちがやりたいことをやられました。

 <継投のタイミング>

 2点目を取られたところで判断したが、想定より早かった。終盤リードで石垣に継投するのが一番良かったが、簡単にはいかないですよね。石垣はアクシデントがあった中で十分、投げてくれました。本調子になれば球速もまだまだ出ると思います。155キロ以上は出せるし、変化球の精度も上げていかないといけないですね。今日のように、失点した経験もなかったので良い課題が見つかったと思います。

 <連覇の難しさ>

 横浜は走攻守にバランスの取れたチーム。うちもこうした力をつけないと、優勝できないとつくづく感じました。連覇という目標を掲げてきたが、簡単ではないということもわかった。横浜との力の差を思い知らされました。

 <投手陣の層の厚さが際立った>

 それぞれがもう一回り、大きくなってほしい。(トミー・ジョン手術から復帰を目指す投手の)佐藤龍月(りゅうが)が復活できるとまた違ってくる。競争させながら、夏に向かっていきたいですね。