(28日、第97回選抜高校野球大会準決勝 横浜5―1健大高崎) 健大高崎の左右二枚看板が攻略された。先発の下重賢慎が三回に速球を3連打されて2点目を失うと、五回は2番手の石垣元気が自慢の速球を適時打されたのをきっかけに3失点。ともに「狙わ…

 (28日、第97回選抜高校野球大会準決勝 横浜5―1健大高崎)

 健大高崎の左右二枚看板が攻略された。先発の下重賢慎が三回に速球を3連打されて2点目を失うと、五回は2番手の石垣元気が自慢の速球を適時打されたのをきっかけに3失点。ともに「狙われていた」と感じながら、制球が甘くなってしまった。

 昨秋、関東大会決勝で敗れた相手に新チーム最多の5失点で敗れ、選抜連覇はついえた。「速球、変化球の質を磨き直したい」と下重が言えば、「負けないぞという気持ちでやってきたのに、悔しい。また、ここ(甲子園)に戻ってきて、日本一になれたら」と石垣。進化して再び雪辱へ。夏までのやり残しは、たくさんある。

 ●青柳博文監督(健大高崎) 「選抜連覇を目標にしたが簡単にはいかない。横浜・織田君の直球にキレがあり、内角攻めは分かっていても打ち上げてしまった」