<第97回選抜高校野球大会:横浜5-1健大高崎>◇28日◇準決勝◇甲子園 昨年の優勝チーム、健大高崎(群馬)が、横浜(神奈川)に敗れ、連覇はならなかった。 先発の下重 賢慎投手(3年)が4回途中、2失点で降板すると、2番手で登板したエース・…

<第97回選抜高校野球大会:横浜5-1健大高崎>◇28日◇準決勝◇甲子園

 昨年の優勝チーム、健大高崎(群馬)が、横浜(神奈川)に敗れ、連覇はならなかった。

 先発の下重 賢慎投手(3年)が4回途中、2失点で降板すると、2番手で登板したエース・石垣 元気投手(3年)も5回に横浜打線に集中打を浴びてしまった。

 石垣は4回に登板した時は下位打線から2者連続三振に切って取ったが、5回の上位打線にはつかまってしまった。先頭打者にスライダーをとらえられると、次の打者には高めの152キロの直球をとらえられた。そして、プロ注目の3番・阿部 葉太外野手(3年)との勝負では、150キロの低めの直球を痛打されて、1点を失う。まさかの3連打で動揺もあったのか、その後、押し出しも含め2四球を与えるなど、6者連続出塁を許して3点を失った。

 「自分の力不足です。単打で繋がれてしまいました」。石垣は悔しさを押し殺すように試合を振り勝った。

 打線も横浜の先発・織田 翔希投手(2年)の前に7回まで無失点に抑えられ、反撃の糸口をつかめなかった。

 昨年秋の関東大会決勝で延長10回タイブレークの末にサヨナラ負けした相手へのリベンジを狙ったが、センバツでは力負け。夏甲子園でのリベンジに向かう。