3月27日(現地時間26日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・…

 3月27日(現地時間26日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・ペイサーズ戦に臨み、八村塁の2本連続の3ポイントシュートで試合時間残り1分51秒に6点リード(118-112)を手にした。

 ところが、ペイサーズはそこからアンドリュー・ネムハード、タイリース・ハリバートンが加点し、残り42.0秒にハリバートンの3ポイントプレーで118-119の逆転を許してしまう。

 だが最後のポゼッションで、レイカーズはルカ・ドンチッチが落としたフローターにレブロンが反応。40歳の大ベテランがブザービーターとなるティップショットを見事決め、最終スコア120-119で劇的勝利を収めた。

 連敗を3で止めたレイカーズでは、ドンチッチがゲームハイの34得点に7リバウンド7アシスト、オースティン・リーブスが24得点4リバウンド5アシスト、4本の長距離砲をノーミスで沈めた八村が計14得点に4リバウンド、ジャクソン・ヘイズが13得点、ドリアン・フィニー・スミスが11得点3リバウンド2スティールをマーク。

 37分46秒コートに立ったレブロンは、最終的に13得点13リバウンド7アシストを記録。ただ、前半を終えてフィールドゴール5本放って成功なし、フリースローの2得点のみで、第3クォーター終了時でもわずか3得点と不発。

 それでも、最終クォーターで両チーム最多の10得点5リバウンドと巻き返し、2007年1月7日から続くレギュラーシーズン連続2ケタ得点試合記録を1283へ伸ばした。

 そしてキャリア22年目をプレーするレブロンは、ペイサーズ戦でブザービーターとなるティップショットを決めたことで、決勝弾となったブザービーターが通算8度目に到達。

「あの場面で、俺はあまり感情を出していなかった。あの(ブザーが鳴るまでの)時間前にボールを手から離せていたかを考えていたから。でもリプレーで見てから、間違いなく満足できるものと思えた」とレブロンは振り返った。

 通算8度のブザービーターは、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、ジョー・ジョンソン(元アトランタ・ホークスほか)と並んでNBA歴代2位タイ。バスケットボール界の“キング”は、同1位のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/9度)の記録にまた一歩近づいたと言えるだろう。


【動画】白熱のレイカーズ対ペイサーズ戦の最終クォーターをハイライトで!