「ドジャース5-4タイガース」(27日、ロサンゼルス) 米国開幕戦に臨んだドジャースはT・ヘルナンデスの逆転決勝3ランで開幕3連勝。大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場し、七回に貴重な追加点となる2号ソロを放つなど4打数2安打1本塁打を…
「ドジャース5-4タイガース」(27日、ロサンゼルス)
米国開幕戦に臨んだドジャースはT・ヘルナンデスの逆転決勝3ランで開幕3連勝。大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場し、七回に貴重な追加点となる2号ソロを放つなど4打数2安打1本塁打をマークした。
七回だ。打席で粘って勝負をフルカウントに持ち込むと、甘い球をきれいに捉えた。逆方向へグングン伸びていく打球はそのまま失速することなく左翼席へスタンドイン。日本開幕Sから2試合連続アーチとなった。
五回には2死一、二塁からテオスカーが初球を完璧に捉えると、打球はバックスクリーン左へ飛び込んでいった。起死回生の逆転3ラン。生還した大谷はホームベース付近で飛び跳ねながらヒーローの生還を待ち、満面の笑みでタッチをかわした。
試合後には「いいところで打てて良かった」と振り返り、「連覇が一番の目標。いい1本目になった」と語った大谷。第2打席では追い込まれながらも、ここまで7打数ノーヒットだったスクバルのツーシームを捉え、時速175キロの痛烈なゴロで右前に運んだ。一、二塁間を狭めていた二塁手の裏をかく一打。日本開幕Sの2試合を含め、開幕から3試合連続安打とした。
投げては先発のスネルが粘りの投球を披露。二回に無死二、三塁のピンチを切り抜けると、直後にエドマンが先制弾を放った。四回に暴投から追いつかれ、五回に犠飛で勝ち越しを許したがいずれも最少失点で切り抜けたことでテオスカーの逆転3ランを誘発。勝利投手の権利を手に5回2失点でマウンドを降り、移籍後初勝利を手にした。
リリーフ陣も七回にベシアがソロ本塁打を被弾し、八回にはタナー・スコットが1点差に迫られたが、九回はトライネンがリードを守り切っての勝利。満員の本拠地は大歓声に包まれた。