母が韓国人のダニングは2023年に12勝も… メジャーリーグは27日(日本時間28日)に米国開幕を迎え、各チームのロースターがほぼ確定した。2023年に12勝を挙げたレンジャーズのデーン・ダニング投手はマイナー降格が決定。韓国メディアは「日…
母が韓国人のダニングは2023年に12勝も…
メジャーリーグは27日(日本時間28日)に米国開幕を迎え、各チームのロースターがほぼ確定した。2023年に12勝を挙げたレンジャーズのデーン・ダニング投手はマイナー降格が決定。韓国メディアは「日本がこんなに羨ましいとは……」とし、“壊滅的”な韓国系選手の現状を憂いている。
また一人、メジャーの舞台から消えた。レンジャーズは23日(同24日)、ダニングをウェイバー公示にかけたものの獲得の意向を示す球団はなく、そのまま3Aへ降格させた。30歳右腕は一昨年にチーム最多勝となり、世界一にも貢献。しかし昨季は26登板で防御率5.31に終わり、今春も11イニングで防御率8.18、WHIP1.91にとどまった。
ダニングのマイナー降格に驚きを伝えたのが、「OSEN」をはじめとした韓国メディアだった。実は、母が韓国人、父は在韓米軍と韓国にルーツがあり、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表の資格を有している。ここ数大会、WBCで結果を残せていないことから、韓国代表はメジャーリーガーの招集を目指しており、第5回WBCでトミー・エドマン外野手(現ドジャース)が出場したことは記憶に新しい。
メジャーで実績を残しているダニングには第6回大会の先発投手として期待が寄せられていた中、まさかのマイナー落ち。「OSEN」は「日本がこんなに羨ましいとは……韓国系投手までMLB全滅の危機、欲しがるチームなし→マイナー降格、WBCに赤信号」の記事を寄稿した。“ライバル”の日本には大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希のドジャース3投手だけでなく、ダルビッシュ有投手(パドレス)、今永昇太投手(カブス)らが躍動。
一方で「メジャーリーグに多くの投手を送り出している日本とは対照的に、韓国は国際大会で通用する確実なエース級投手が不足している」と嘆き、柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手以降、全く結果の出ていない自国の投手陣の実力をぼやいた。“韓国最強守護神”と謳われた高佑錫(コ・ウソク)投手は昨年に海を渡ったが、1年目はメジャーデビューできず、今年も故障もあってマイナースタート。「エース不在は国際大会での低迷に直結」と分析しており、日本との差を強調していた。(Full-Count編集部)