「ホワイトソックス8-1エンゼルス」(27日、シカゴ) エンゼルスの菊池雄星投手は自身初の開幕投手を務め、6回5安打3失点で敗戦投手となった。チームは大敗し、いきなり野手が登板する苦しいゲームとなった。 まさかの二回だった。無難に立ち上が…
「ホワイトソックス8-1エンゼルス」(27日、シカゴ)
エンゼルスの菊池雄星投手は自身初の開幕投手を務め、6回5安打3失点で敗戦投手となった。チームは大敗し、いきなり野手が登板する苦しいゲームとなった。
まさかの二回だった。無難に立ち上がった菊池を待っていたのはスレーターの一発。カウント2-1から甘いスライダーを完璧に捉えられ、左翼席に放り込まれた。なおも2死二、三塁とピンチを背負うと、昨年までドジャースに在籍したバルガスに左翼線へ2点二塁打を許した。
一挙3失点に左腕も思わず表情をゆがめたが、以降は切り替えて完璧な投球。三回以降、1人の走者も許さないパーフェクトピッチング。6回87球、5安打3失点、5奪三振で移籍後初登板を終えた。
クオリティースタートを達成しただけに、打線も援護したかったが…。ホワイトソックスの先発・バーグをとらえることができずにゼロ行進。右翼で先発出場したトラウトは2打数無安打2四死球だった。
八回にはマイナー未経験でメジャー初登板となったジョンソンがダメ押しの3ランを被弾。菊池の後を受け、2イニング目につかまってしまった。さらにソーサにも左翼へ2ランを被弾し、一挙5失点でKOされた。直後に登板したのは内野手のロペス。いきなり開幕戦から野手が登板する異常事態となった。
九回2死からオホッピーが左翼へ意地のソロを放ったが、昨季、メジャー最弱と言われたホワイトソックスに完敗したエンゼルス。痛恨の船出となった。