◆フィギュアスケート 世界選手権第2日(27日、米ボストン) 男子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は107・09点。今季自己ベストをマークし「しっかりと自分がやるべきパフォーマンスが出来た…
◆フィギュアスケート 世界選手権第2日(27日、米ボストン)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は107・09点。今季自己ベストをマークし「しっかりと自分がやるべきパフォーマンスが出来たと思うし、緊張せずにこの会場の雰囲気を楽しむことができてよかった」と、振り返った。
冒頭の4回転―3回転トウループでは出来映え点(GOE)3・80点を引き出すと、続く4回転サルコーもGOEは3・19点。後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も決めきり、演技後は何度もガッツポーズを繰り返した。演技後半の音楽にギター、ドラムの音を追加したといい、前後半の強弱がついたと鍵山。「今までの曲だと自己ベスト、シーズンベストをなかなか更新できなかったけど、より力強さが加わることで、PCSに影響して久しぶりのシーズンベストを更新できてよかった」と語った。
SP首位は王者のイリア・マリニン(米国)の今季世界最高となる110・41点。海外メディアからは、フリーで4回転7本を予定しているマリニンとの勝負論について「対抗できるか?」と質問が飛んだ。鍵山は「まず第一に、この試合にかける目標はもちろんいい結果を狙いたいが、SP、フリーをしっかりとノーミスでそろえることが一番大事にしたい部分。結果を一番に考えていることはなく、しっかりと滑りきった結果、何位だとしてもそれをしっかりと受け止めたい」と、冷静に答えた。