マクレガー、ウッズ、フェデラーに並ぶ副収入1億ドル 米経済誌「フォーブス」は25日(日本時間26日)、「2025年、球界で最も高額をもらっている選手たち」と題した記事を公開。年俸(契約金を含む)+スポンサー契約に基づく上位10選手を紹介した…

マクレガー、ウッズ、フェデラーに並ぶ副収入1億ドル

 米経済誌「フォーブス」は25日(日本時間26日)、「2025年、球界で最も高額をもらっている選手たち」と題した記事を公開。年俸(契約金を含む)+スポンサー契約に基づく上位10選手を紹介した。ドジャース・大谷翔平投手は1億200万ドル(約153億3000万円)で2位ながらも、“希少”ともいえる収益構造に驚きを隠せないようだ。

 米4大スポーツで圧倒的な人気を誇るNFLでは、昨年の最高収入はダラス・カウボーイズのQBダック・プレスコットの9630万ドル(およそ144億7000万円)だった。しかし、今年は大谷とメッツのフアン・ソト外野手が1億ドルの大台を突破したという。一方で両者の“稼ぎ方”は大きく異なる。

 ソトは2025年の年俸が4690万ドル(約70億円)、契約金で7500万ドル(約113億円)を手にし、スポンサー契約500万ドル(7億5000万円超)の計1億2190万ドル(190億7800万円)。一方で大谷は10年7億ドル(当時1014億円)の契約は97%が後払いとなり、今季年俸は200万ドル(やく3億円)。しかし「今年はスポーツ史上屈指の大口スポンサーのラインナップのおかげで、グラウンド外で推定1億ドルを稼ぐ」とし、圧倒的な副収入が大半を占めている。

 過去に年間総収入が1億ドルを超えたのはわずか8人しかいないが、「フォーブス」は「オオタニはさらに稀な存在で、12か月のスパンで本業以外で1億ドルを稼いだプロ選手は4人しかいないが、その一人である」。2021年のコナー・マクレガー(総合格闘技)、2009年のタイガー・ウッズ(ゴルフ)、2020年のロジャー・フェデラー(テニス)に肩を並べる形となった。

 副収入の面で大谷に次ぐ球界2位は、フィリーズのブライス・ハーパー内野手とヤンキースのアーロン・ジャッジ(ヤンキース)で800万ドル(約12億円)とその差は言わずもがな。同メディアによると、株の売却収益を除いた場合、メジャーリーガーによる副収入の過去最高額は、2014年のジーターのグラウンド外の稼ぎ900万ドル(およそ13億5000万円)だったという。それゆえ、20社以上のスポンサーがつく大谷に関しては「野球に夢中の日本市場のおかげで計算式がまったく違うものになる」と、一人別次元の領域にあると総括した。(Full-Count編集部)